輸入住宅の主なスタイル
暮らしやすさでお選びください。世界各国から選び抜かれた住宅スタイル。
 大きく、「ヨーロッパスタイル」と「北米スタイル」に分けられる輸入住宅は、厳しい気候風土に培われたこだわりの家として世界各国から日本に供給されています。両タイプの違いが最も顕著に表れているのが、その工法です。一般にヨーロッパスタイルは「パネル工法」、北米スタイルは「2×4(ツーバイフォー)」が主流となっています。また、「ログハウス」の人気もすっかり定着してきました。
 どの工法も木材をふんだんに使った、ぬくもりのある本物の「木の家」。家全体が呼吸する生きた家は、夏は湿気を吸収し、冬は断熱効果を発揮し、室内の乾燥した空気に適度な潤いを与えてくれます。また、輸入住宅の工法は、構造的に単純化されたものが多く、施工の省力化と工期の短縮化が図れるという特長もあります。
ヨーロッパスタイル
 北欧からやってくる輸入住宅の主な母国は、スウェーデン、フィンランドなどで、わたしたち日本とは比較にならないほどの寒冷地です。冬は零下30度から50度、夏は30度近くになるほど、その寒暖差は激しく、この厳しい自然条件が、他の国に例を見ない高い居住性や機能性を持つ住宅を育ててきました。
 ヨーロッパスタイルの住宅の主流となっている「パネル工法」とは、規格基準に基づいて製作された木製パネルを、順番に組み立てていく工法のことで、壁そのものが家全体の重さを支える耐力壁構造になっています。面構造の箱状形態が地震の揺れを分散させる、耐震性に優れた工法です。パネルに使用される木は、北欧の厳しい審査基準をクリアした、樹齢80年から100年という良質の天然木が使われています。
北米スタイル
 北米系住宅の故郷は、ワシントン、モンタナ、アイダホ、オレゴンといったアメリカ西部開拓史の舞台となった地域、そして緑と大地の国カナダです。冬夏の厳しさ、雨量など、自然環境の変化の激しさから生まれた家の快適性は、ヨーロッパスタイルの住宅と同様です。北米系に多くみられる「2×4(ツーバイフォー)工法」は、その名の通り、2×4の木材をベースにした枠組みに、構造用合板を打ち付けた耐力壁で家を支える構造となっています。4つの枠組み壁と1階枠組み床、2階枠組み床(1階天井)の「6面体構造」が、ツーバイフォー工法の基本となっています。面で家を構成するということから、パネル工法に近い特性があります。ちなみに、日本のツーバイフォー工法は、日本でアレンジされたもので、輸入住宅のツーバイフォーとは、合板規格や使用木材の違いがあります。
ログハウス
 北欧や北米で古くから愛されてきたログハウス。日本では、校倉づくりで有名な奈良の正倉院が、最も古いログハウスといわれています。ログハウスはログ材を交互に積み上げて壁を作る、シンプルながら堅牢な一体構造。地震などに強く、断熱性に優れているのが特徴です。一口にログハウスと言っても、原木の加工方法や原産国によって特徴は様々です。ログハウスの本場、カナダで生産されるログハウスは、30cm以上の丸太を組み上げるダイナミックなタイプや、素朴なカントリー調のマシンカットタイプが主流です。
 一方、ログハウス発祥の地、フィンランドで生産されるログハウスは、北欧の厳しい自然環境で快適に暮らすためのノウハウによって生まれてきました。良質のラップランドパイン材と世界屈指の木材加工技術により、個性的で洗練されたデザインと高い居住性を実現。
 自宅としても人気があります。最近では、ログの難燃性が認められたことにより、日本でもログハウスを建てられる地域が広がってきました。また、自然志向、健康志向、個性派志向の流れを受けて、ログハウスを自宅にするケースも増えています。